【パパの子育て】子供にとって自己肯定感が重要な理由

このブログでは新米パパが日々の子育てのため、気になったことについてネットや本を読んで調べたことをまとめています。

また子育てで経験したこと、感じたことも書いていきますので、少しでも育児の参考になればうれしいです。

子供を育てるうえで、一番育ててあげたい能力はなんでしょうか?

風邪をひかない、病気にならない体力や、将来なりたい職業に就くための知識、勉強力等が思いつくでしょうか。

しかし、こういったものを身につけるうえで土台となる能力があります。

それが「自己肯定感」です。

今回の記事では自己肯定感とはなにか、どういったメリットがあるのかについてご説明します。

自己肯定感とはなにか

自己肯定感とは、簡単に言うと「自分ならできる」「自分でも大丈夫」と思える感覚のことです・

例えば他の人より足が遅くても、運動能力がなくても

容姿に恵まれていなくても、体重が重くてデブと言われていても、自信を持って明るく生きている子っていますよね。

逆に運動能力が高く才能もあるのに、スポーツをやらせても続かない子とか

容姿は悪くないのに、体格も普通なのに自信がなく暗くなってしまう子もいると思います。

こういうときに、明るく生きている子が、自己肯定感が高い子なのです。

これらは個性なのでどちらがいいとかではないのですが、人間はどうしても他人と比べてしまいます。

その時に自分の子どもには少なくとも「自分のことが嫌いだ」と思ってほしくないですよね。

自己肯定感を高めることで、本人がつらいと思える状況や悲しい状況でも、それを受け入れて乗り越え、自分で決めたことをやり抜くことができるようになります。

日本の子どもたちは7ヶ国の中で自己肯定感が最下位

内閣府が行った調査によると、「自分自身に満足している」という項目に対して

「満足している」「どちらかといえば満足している」と答えた13歳から29歳の日本の若者の割合は45.8%で

2人に1人も満たない結果でした。

ほかの諸外国(韓国、アメリカ、イギリス、ドイツ、フランス、スウェーデン)の中で最下位であり、諸外国がいずれも71~86%だったことを考えると、相当自己肯定感が低い状況にあるということになります。

ほかにも、

・自分には長所がある

・うまくいくかわからないことにも意欲的に取り組む

といった項目も7ヶ国中最下位となりました。

これとは別にユニセフが発表した「子供の幸福度ランキング」では日本の子どもの精神的幸福度は38ヶ国中37位でした。

衣食住に困らない、インフラが整った国ですが、精神的な幸福度はかなり低く、子供たちは精神的には大変な状況にあるということがわかります。

自己肯定感を高めるメリット

自己肯定感を高めることは、非認知能力を身につける土台となります。具体的なものを3つ挙げます。

チャレンジ精神が身につく

自分の能力より少しだけ難しいものと向き合ったときに、チャレンジしたいという気持ちが沸きます。

新しいことを始めるのは誰でも不安です。大人も、これまでのやり方を変えるときには抵抗感があるでしょう。

その時に「私なら成功する」もしくは「私は失敗してもなんとかなる」と思えるようになるのです。

コミュニケーション能力が身につく

自分を認めることができるので、他人のことも認めることができます。

自己肯定感が高いと「私はここがすごい」「あなたはここがすごい」とそれぞれの長所を探すことができます。

逆に自己肯定感が低いと「私はあの人より優れている、劣っている」と比べてしまうため、優越感や劣等感によってうまくコミュニケーションが取れないことがあります。

課題解決力が身につく

わからないこと、嫌なことから逃げずに乗り越えることができます。

自己肯定感が高いと「うまくいくにはどうしたらいいんだろう」「ほかのやり方はどうだろう」と様々なアイデアを考えるようになります。

自己肯定感が低いと「どうせやってもできない。ならやらない方がいい」と、課題から逃げてしまう、もしくは考えることを放棄してしまいます。

まとめ

・自己肯定感とは「自分ならできる、自分は大丈夫」といった自信を持っている状態。

・日本の子どもたちの自己肯定感は低く、精神的幸福度の低さに影響を及ぼしている可能性がある。

・自己肯定感を高めることで、非認知能力が身につく土台になる。

・非認知能力が高まれば、おのずと知識や学習能力が身につき、大人になって自立した行動ができる。

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